西表サンクチュアリーリゾート ニラカナイ

総支配人 清村充英殿

                  要 望 書 

 ウルチム若夏のさわやかな候と相成りましたが御貴殿におかれましては益々ご健勝の事と存じ上げます。

さて、下記の件についてご要望申し上げます。具体的対策などについて5月15日までにお返事いただければ幸いに思います

尚、この要望書は竹富町、沖縄県、環境省、文化庁、日本生態学会、沖縄生物学会、日本魚類学会、WWFJ,ベントス学会、マスコミ各社へもお知らせいたします事を御承知ください。


                  記

1、器物破損事件への協力依頼

当会がとぅどぅまり浜に設置した看板が最近夜間何者かにより引き抜かれ、更に看板に放尿するという悪質な事件が今月に入って3回も発生いたしました。

当会といたしましては非常に残念な事態が発生し困惑しております。器物損壊罪として警察に届出をし、パトロールの強化を要請いたしました。当然本会においても犯人取り押さえの努力を実行していきます。

付きましては現場に最も近い所に位置する貴ホテル関係者に於かれましては犯行現場を目撃されました場合恐れ入りますが船浦駐在所へ通報のご協力をお願いいたします。

2、ウミガメ保護(産卵/孵化)への協力依頼

昨年(2003年)5月15日?6月28日にかけとどぅまり浜の5ケ所でウミガメが上陸産卵が専門家により確認され、無事孵化して海へ帰る事が出来ました。

今年も5月に入り近い内にウミガメの産卵上陸が予想されます。御存じのようにウミガメは極めて神経質な生物です。昼間の海をジェットスキーが走り回り、夜間の照明により上陸しなくなる事が予想されます。

付きましては「大自然との共存」をテーマとした貴ホテルに於かれましては下記に付いて御協力いただきたくお願い申し上げます。

?@、ジエットスキーがものすごい勢いで周辺海域を走り回る事によりウミガメ産卵上陸及び生態系に極めて重大な影響を与えます。緊急時(水難事故)以外の運航は周年控えていただくようお願いします。

?Aウミガメが産卵上陸から孵化する5月?9月の期間、ウミガメ産卵上陸のさまたげにならないように夜間、貴ホテル宿泊客のトゥドゥマリ浜への立ち入らないように御指導下さいますようお願いします。

?Bウミガメ産卵上陸の妨げにならないように夜間照明が窓からもれないように、或いは明かりを消すかなど対策を講じていただくようお願いいたします。

3、なき砂浜の保護への協力依頼

とぅどぅまり浜は南西諸島唯一の「なき砂」の浜として知られ貴重です。砂が鳴く秘密は砂浜が汚れていない証しであると専門家の指摘です。貴ホテル宿泊客がむやみに立ち入り砂浜が汚れて鳴かなくなるような事態になれば責任問題へとなります。宿泊客へむやみに立ち入らないように御指導いただきたくお願い申し上げます。

4、とぅどぅまり浜は「カンヌグザ/神の御座」の聖地保護への協力依頼

毎年旧暦8月十五夜、とぅどぅまり浜には島中の神々が集い「神遊びをする聖地」として大切な場所です。若い男女はむやみに夜とぅどぅまり浜へ遊びにいっては行けないと言い伝えられます。そして神の聖地を汚す者には「カンヌトゥガ/天罰」が下ると言い伝えられます。

今から20年程前でしょうか、旅行に来た若い夫婦がとぅどぅまり浜の松の小枝に首を吊り自殺をした事件がありました。さらに又、向いの「うなり崎御嶽」の岬で夜、遊んでいた若い女性が海へ転落して死ぬという事件など不思議な事が数多くありました。

どうかこのような歴史的文化的、生態学的に貴重な「とぅどぅまり浜」がいつまでも「ありのままの自然」でありますように貴ホテルの御協力を切にお願いいたします。

                  以上

                         2004年5月8日(土)

                           西表の未来を創る会

                             代表 石垣金星

                           西表の自然を愛する会

                             代表 伊藤正孝

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